受理年月日 | 令和3年2月15日 | 受理番号 | 請願第14号 |
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委員会付託日 | 令和3年3月1日 | 付託委員会 | 建設 不採択 (賛成少数) |
委員会審査日 | 令和3年3月11日 | 委員会審査結果 | |
議決年月日 | 令和3年3月22日 | 議決結果 | 不採択 賛成8人,反対19人 |
紹介議員 | 木崎俊行 五十嵐智美 萩原陽子 松島梢 川口絵未 稲田敏昭 藤崎良次 |
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携帯電話等中継基地局設置に関する条例の制定を求める請願 【請願趣旨】 2018年に東京都内の事業で5G電波による公共交通の自動運転の実証実験がありました。情報を大量に速く送れる電波5Gの導入でとても便利になるとされていますが、5Gの電波は強い上に、基地局によっては数百メートルしか飛ばず多くの中継局が必要です。 佐倉市内でも、5Gの利用が出来るよう各通信業者が基地局の設置に取り組んでいます。公園などの佐倉市有地へ携帯電話基地局を設置する場合、近隣住民への説明と合意を得るよう、市は事業者へ指導しています。事業者の中には、5Gの便利さのみを強調した情報や質問がある場合の連絡先を記載したパンフレットの戸別配布のみを行い、事業者自ら住民に十分説明をすることを怠っていました。それにも拘らず住民から質問がなかったからとして「住民合意を得た」と市へ報告していた事例も確認しています。 4Gの今でも電磁波で苦しんでいる人がいることから、少なくとも、携帯電話基地局設置にあたっては、事業者の責任において、近隣住民全員を対象に直接説明し理解を得ること。併せて電磁波測定機器の貸出含め、健康影響を回避できる対策が必要と考えます。神奈川県鎌倉市では基地局設置の際には住民説明会を開く等を定めた条例があり、全国の自治体から注目されています。 また、胎児や小さい子どもが自然界にない多くの電磁波を浴びる影響は未知数で、今後、5Gが拡がるにつれて健康被害が心配されます。多くの携帯電話基地局設置が計画されている現在、電磁波の影響が大きいとされる子供たちを守るための配慮が必要と考えます。 これらの状況から以下、請願いたします。 【請願事項】 1.携帯電話等中継基地局を設置しようとする事業者に対し、工事計画を事前に佐倉市に提出することや、近隣住民への事前説明会を義務づける条例の制定を求めます。 携帯電話基地局建設により景観、電磁波の影響が考えられることで、資産価値の減少が起こり、不利益を被る住民が出ることも予想されます。 なお、電磁波過敏症など健康被害の起きやすい、子どもたちが集まる保育所、幼稚園、小中学校等について特段の配慮を条例に明記すること。 2.電磁波による健康被害の程度が立証されていない中、その安全性の科学的証明、根拠を早急に国に求めて下さい。 以上 |