発議案番号 | 発議案第3号 | 提出者 | 木崎俊行 伊藤壽子 萩原陽子 藤崎良次 冨塚忠雄 |
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議決年月日 | 平成31年3月18日 | 結果 | 否決 |
学童保育は就労等により保護者が日中家庭にいない児童を対象として、放課後等に学校の余裕教室や敷地内の専用施設などで、適切な遊びや生活の場を提供し、安心・安全な環境のもと、その健全な育成を図るものです。 佐倉市では全小学校区に学童保育が設置されていますが、女性の就労拡大等に伴い学童保育のニーズは高まり、利用児童数が年々増加して待機児童が発生する状況になっています。今後、さらなる施設の拡充が必要ですが、同時に質の確保を図ることが求められます。 国においては学童保育の質を確保する観点から「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」を策定し、利用する児童が明るく衛生的な環境において、素養がありかつ適切な訓練を受けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成されることを保障するとしています。 学童保育では、年齢や発達の状況が異なる子どもを同時にかつ継続的に育成する必要があることや、安全面での管理が必要であることから、今後もこの基準の趣旨を十分に踏まえ、学童保育指導員の適正な配置が必要です。 よって、本市議会は国会及び国に対し、子どもの最善の利益への配慮の観点から、学童保育指導員の資格及び配置員数について、「参酌すべき基準」に変更せず、「従うべき基準」を堅持し、原則40人の児童に対して2人の職員を配置するとした全国的な一定水準の質を確保するよう強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成31年3月18日 佐 倉 市 議 会 内閣総理大臣 文部科学大臣 厚生労働大臣 宛 衆議院議長 参議院議長 |