発議案番号 | 発議案第1号 | 提出者 | 経済環境常任委員長 清宮 誠 |
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議決年月日 | 平成29年9月26日 | 結果 | 原案可決 |
現在、佐倉市神門地先では、敷地境界の確認がなされないまま再生土の埋め立て工事が進められており、これに伴い発生した異臭及び汚れた浸出水により、周辺地域の良好な生活環境が損なわれている。 異臭については、当該異臭を吸い込むことによる精神的、身体的な健康被害が、汚れた浸出水については、周辺農地や河川、さらには地下水への影響が懸念されるところであり、徹底した原因究明と抜本的な対策による、良好な生活環境の復元が急務であると考える。 また、この再生土は 「資材」として扱われていることから、産業廃棄物や残土とは異なり、規制の対象外となっており、周辺住民の同意を得ないままに工事が進められている。 リサイクルの観点から、再生土の利用は、今後も引き続き進められる方向であることに鑑みると、多くの地域で同様の問題が発生するものと想定されることから、関連法令の整備など、規制強化に向けた検討が必要であると考える。 以上のことから、千葉県においては、下記事項の速やかな実施を求める。 記 1 佐倉市神門地先で発生している異臭及び汚水の発生要因を分析すること。 2 前項の分析などにより、人の健康あるいは周辺環境への悪影響があると判断され、かつ、その原因が特定された場合は、当該原因者に対して、良好な生活環境を復元するために必要な措置を講じるよう指導すること。 3 同様事案を未然に防止するため、関連法令の整備など、規制を強化するこ と。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成29年9月26日 佐 倉 市 議 会 千葉県知事 宛 |