現在位置 :トップページ › 議員提出議案 › ・スe・ス・ス・ス・ス・ス・ス・ス・ス・ス゚(・スg・スD・スニ罪擾ソス・ス・ス・ス・ス・ス・ス・ス・スト)・スノ費ソス・スホゑソス・ス・スモ鯉ソス・ス・ス
発議案番号 | 発議案第2号 | 提出者 | 藤崎良次 伊藤壽子 萩原陽子 冨塚忠雄 木崎俊行 |
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議決年月日 | 平成29年3月21日 | 結果 | 否決 |
日本政府は、犯罪を計画段階から処罰するという「テロ等準備罪(組織犯罪処罰法改正案)」を制定しようとしています。この法案は、対象犯罪数を絞ってはいますが、共謀罪を基礎としています。これまで共謀罪は過去3回も廃案になっています。その理由は、犯罪行為をしていないで、話し合いの段階等でも処罰が可能となり、恣意的に運用される恐れがあるというものでした。 しかし、政府は「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催」に向けてこれを制定しようとしています。 国連では、2000年に「国際組織犯罪防止条約」を採択し、現在187の国・地域が締結していますが、日本を含め11か国が未締結です。この「国際組織犯罪防止条約」に対しては、現在の日本の法律に「予備罪」もあり、新たに法を制定しなくても、条約が締結できる状態です。 政府は、テロ等準備罪(組織犯罪処罰法改正案)の対象犯罪を、条約が規定する懲役・禁錮4年以上の罪として676から277に減らす方針ですが、本質は共謀罪と変わっていません。 また歴史を振り返ってみると、1925年には治安維持法が制定され、「協議罪」を含む治安維持法により、多くの人々が検挙され被害にあいました。この検挙された人々の多くは、戦争に反対する考えを持った人々です。このような検挙もあり、戦争の拡大が行われ、終戦が大きく遅れたものと判断できます。その結果、日本の戦死者は300万人にも上ってしまいました。そして、そのような大きな犠牲が生じたため、当時の戦争遂行者は敗戦を受け入れて終戦を迎えました。 平和を守るためにも、「国際組織犯罪防止条約」には現行の法律で対応し、テロ等準備罪(組織犯罪処罰法改正案)は制定する必要がありません。 よって本市議会は、テロ等準備罪(組織犯罪処罰法改正案)に強く反対する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成29年3月21日 佐 倉 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 法務大臣 宛 総務大臣 文部科学大臣 |