発議案番号 | 発議案第4号 | 提出者 | 藤崎良次 伊藤壽子 萩原陽子 冨塚忠雄 |
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議決年月日 | 平成28年6月27日 | 結果 | 否決 |
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」2015年の職種別平均月給によりますと、全産業平均は33万3300円であり、保育士は21万9200円と、11万4100円も安くなっています。 国の人事院が勧告している保育士の月給は19万9920円となっています。人事院は、民間の給与を調査して、国家公務員の給与を勧告する機関です。この人事院勧告が基本となって、国から保育園への運営費が支出されています。即ち、民間の保育士給料、給与が元になっているわけです。 現在、保育士への希望者が少なく、待機児童対策としても保育士確保は必須となっています。保育士への希望者が少ないのは、その給料が低いのも大きな原因です。国は、1億総活躍プランにて、保育士の給与を月額6000円程度引き上げたいとしています。しかし、上にあるように、11万4100円も全産業平均より安いのが現状であり、6000円程度では少なすぎます。経験有る職員は4万円上げるとの考えのようですが、それでも低すぎます。 現在の保育士給料の決定は、市場経済に任せているような状態です。このままでは、量的にも質的にも十分な保育が確保できません。 幼い子どもたちの発達を十分に保障し、安心して保護者が働けるようにするために、大幅な保育士給料の引き上げをすべきです。 よって本市議会は、保育士給料の大幅な引き上げを強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年6月27日 佐 倉 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 厚生労働大臣 宛 財務大臣 文部科学大臣 |