発議案番号 | 発議案第2号 | 提出者 | 櫻井道明 清宮誠 中村孝治 山口文明 川名部実 村田穣史 石渡康郎 爲田浩 平野裕子 高木大輔 森野正 岡村芳樹 小須田稔 久野妙子 敷根文裕 橋岡協美 望月圧子 |
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議決年月日 | 平成28年3月22日 | 結果 | 原案可決 |
平成27年12月21日に議決した『第4次佐倉市総合計画後期基本計画』では、人口減少、少子高齢化を喫緊の課題と捉え、同様の課題認識に基づき策定した『佐倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略』に定める施策を重点施策として位置付け、諸施策の推進を図ることとしている。 特に人口に関しては、長期的な目標として『平成72年に15万人の維持』を目標に掲げ、若年層の流入、定着を図ることとしており、そのための一方策として、高等教育機関等の誘致も、『教育・文化の振興に限らず、若者が集う賑わいのあるまちづくりに寄与する』として位置付けている。 佐倉市においては、平成24年12月、本市議会が『大学誘致に関する意見書』を議決した以降、『大学誘致による経済効果調査報告書』の取りまとめのみならず、『佐倉市大学等の誘致に関する懇話会』を設置し、公的支援のあり方に関する提言を受けるなどの中で、大学誘致に関する市の考え方は整理されてきたと理解していた。しかし、誘致対象である順天堂大学との協議については、遅々として進捗していない。 佐倉市と順天堂大学とは、その歴史的な深いつながりを評価することは言うまでもない。さらに、順天堂大学は、これまでの医学的分野だけでなくスポーツ及び健康分野での実績も評価されている。問題は、佐倉市が過去の関係性だけでなく、本市の今後のまちづくりの中で、共に連携しうる条件を有しているということである。 国全体としての人口減少が進行し、定住人口の維持、確保に向けた自治体間競争が益々激化することは容易に予測される中で、まちの魅力を増進させることが、現在の市政を担う者の使命であろうと確信している。 以上のことから、佐倉市の強みである良質な教育環境を更に向上させ、まちの魅力を高めるため、『佐倉市大学等の誘致に関する懇話会』からの提言等を踏まえ、『第4次佐倉市総合計画後期基本計画』に基づき、順天堂大学との協議を進め、同大学の一日も早い誘致を実現させるよう要請する。 以上、意見書を提出する。 平成28年3月22日 佐 倉 市 議 会 佐倉市長 宛 |