現在位置 :トップページ › 議員提出議案 › ・ス・ス・ス・ス・ス・ス・スB・スF・ス・ス・ス^・スF・スu・ス・ス・スじゑソスv・スフ運・ス]・スト開・ス・ス・ス~・スニ廃・スF・ス・ス・ス・ス・ス゚ゑソスモ鯉ソス・ス・ス
発議案番号 | 発議案第4号 | 提出者 | 伊藤壽子 兒玉正直 冨塚忠雄 藤崎良次 工藤啓子 上ノ山博夫 |
---|---|---|---|
議決年月日 | 平成22年6月28日 | 結果 | 否決 |
5月6日、日本原子力研究開発機構は、ナトリウム漏洩火災事故により14年5ヶ月間運転を停止していた高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の運転を再開した。長期にわたる改修工事においても多数のトラブルが発生した「もんじゅ」は再始動後も再起動二回も含む多種のトラブルを続発させており、この再始動がいかに無謀なものであったかは明らかである。 これほどまで長期の停止期間を経ての運転再開は、世界の原子力発電史上類例のないものである。複雑で多岐にわたる配管すべてに点検は行われておらず、配管をはじめ使用材の経年劣化も確実である。プルトニウム増殖後のブランケットの再処理および回収プルトニウム管理の問題も一切解決していない。 また、長期の運転停止後の「もんじゅ」の技術的な陳腐化も、次期実証炉が大きく設計思想を変更し、しかも出力の異なる二機建設が予定されているという事実により証明されている。 さらに昨年の「事業仕分け」でも明らかになったように、すでに昨年度までの「開発費」「運転費」の投資累計額が9千億円に及んでいる。「研究開発」を目的に作られた原子炉でありながら、ほとんど運転されず、何ら研究的成果は上がっていない。にもかかわらず、一日あたり5千5百万円もの運転費が貴重な税金から投入されてきた。国が巨額の財政赤字を抱える中、このような税金の無駄遣いを看過することはできない。 右記のことから、技術面での困難性、事故時の重大性などあらゆる観点から「もんじゅ」の運転再開に合理性を見出すことはできない。 よって本市議会は、「もんじゅ」の運転を即刻停止し、廃炉をめざすことを強く要望する。 右、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年6月28日 佐 倉 市 議 会 内閣総理大臣 財務大臣 宛 経済産業大臣 |