発議案番号 | 発議案第6号 | 提出者 | 冨塚忠雄 桐生政広 森野正 藤崎良次 工藤啓子 兒玉正直 村田穣史 |
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議決年月日 | 平成20年3月14日 | 結果 | 原案可決 |
去る2月19日に千葉県・房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」(7750トン)が、マグロはえ縄漁船「清徳丸」(7.3トン)に衝突した事故は、「あたご」の「清徳丸」発見の遅れが衝突につながったとの見方が強まっている。また、海上衝突予防法では、相手船舶を右側に見ていた船に回避義務があり、「あたご」の損傷状況などから「あたご」に回避義務があった可能性が高まっていると報道されている。 イージス艦は、高性能のレーダーを持ち弾道ミサイルを大気圏外で撃墜する最新鋭艦で大気圏外のミサイルを補足し撃墜するイージス艦が、目の前の漁船に衝突直前まで気がつかないとは考えられないことである。レーダー又は、目視では捉えていたのに、衝突の回避措置をとらなかったのではないかという疑いが強い。 国民の命と財産を守るべき自衛隊が、目の前の漁船に衝突し乗組員の親子を冬の冷たい海に投げ出した行為に大きな怒りを禁じ得ない。 しかも、自衛隊は、漁船の発見時間などについての説明を変更するなど、不利な情報を隠し、責任逃れをしようとしていると言わざるを得ない。 自衛隊は事故にかかわる情報を包み隠さず全て公表すべきである。 よって、佐倉市議会は、今回の事故に対し厳重に抗議するとともに、事故の全容解明と再発防止にむけて下記事項を強く要求する。 記 一.政府、防衛省、自衛隊は事故にかかわる情報を包み隠さず全て公表し、事故の全容を解明し、被害者と家族に対する謝罪及び誠意ある補償を行うこと。 二.自己の再発防止に向け実効性ある施策を講じること。 右、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成20年3月14日 佐 倉 市 議 会 内閣総理大臣 防衛大臣 宛 |