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議員提出議案

詳細情報

議案名

発議案第6号 地球温暖化防止に向けた国民的運動の推進を求める意見書

提出者

森野正
桐生政広
藤崎良次
冨塚忠雄
村田穣史

本会議議決結果

議決日:平成20年6月30日
議決結果:原案可決(起立多数)

内容

 近年、乾燥地域の拡大や氷河の後退、異常気象の頻発、海面上昇等、地球温暖化の影響によるものと指摘される事象が地球規模で顕在化している。二十世紀の間に地球の平均気温は摂氏〇・六度上昇し、わが国の平均気温も摂氏一度上昇した。最悪の場合、二千百年には(十八世紀の産業革命以前と比較して)摂氏六・四度気温が上がり、八十八センチメートル海岸が上昇するとの予測もあり、地球温暖化防止に向けた取り組みが喫緊の課題であることは誰の目にも明らかである。
 こうした環境・気候変動問題等を主要テーマに、本年七月、日本を議長国として北海道洞爺湖サミットが開催される。政府においても、ダボス会議で福田総理が「クールアース推進構想」を提唱するなど、京都議定書の温室効果ガス削減目標達成のために、地球温暖化対策推進法の改正を進めるなど、所要の温暖化防止対策を講じているところである。
 加えて、「環境立国」を目指すわが国が、サミット開催国として積極的に議論をリードするとともに、地球温暖化防止に向けた国民的取り組みを、より一層推進する責務があることは論を待たない。
 こうした観点から、本市議会は、サミットの象徴として、開催初日の七月七日を「クールアース・デー」と定め、国民が地球温暖化防止のために、二酸化炭素の削減など、具体的に行動できる機会の創出に取り組むとともに、その普及、促進を図るよう、政府に対して下記の事項について強く要請するものである。

                      記

一、北海道洞爺湖サミットの開催初日の七月七日を「クールアース・デー」と宣言し、地球温暖化防止のために啓発しあい、皆で行動する日と定めること。
一、当日は二酸化炭素削減のため、全国のライトアップ施設や家庭などが連携して電力の使用を一定時間控えるライトダウン運動などの啓発イベントを開催し、地球温暖化防止のために行動する機会の創出に取り組むこと。
一、クールビズやウォームビズについては認知度を深めるとともに、温度調節などの実施率を高めること。
一、「チーム・マイナス六パーセント」などの国民参加型運動の一層の普及促進を図り、国民運動に対する協賛企業の拡大や、エコポイント制度の普及促進に努めること。
一、商品の料金の一部が温室効果ガス削減事業に充てられる仕組みとなるカーボンオフセット(温室効果ガスの相殺)については、関係者による協議体をつくり、その信用性を高めること。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

平成二十年六月三十日
佐 倉 市 議 会
内閣総理大臣
環境大臣     宛

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