陳情第10号 志津公民館にエレベーター設置に関する陳情
受理日：平成19年11月7日
付託委員会：文教福祉
付託日：平成19年12月10日
審査日：平成19年12月17日
審査結果：不採択(可否同数)
議決日：平成19年12月21日
議決結果：不採択(起立少数)
日頃佐倉市議会及び議員各位の皆様には市政をとおし市民の生活の安心、安全、安定のため御尽力頂き感謝致しております。
つきましては去る8月30日に佐倉市教育委員会（生涯学習課）に志津公民館エレベーター設置をお願いしたい旨の署名を提出致しました。
この署名については、志津公民館にエレベーター設置願いの署名を行いその結果、志津公民館を利用されている地域の各サークルの皆様のエレベーターを設置して頂きたいと言う願いが479名という数となって反映されました。
佐倉市内の公共施設につきましては、ここ20年間につぎつぎと施設が造られ市民が利用する施設としては利便性が向上してまいりました。
しかし初期施設は現在のように高齢者が多く利用するに至っては不便な公共施設になっております。志津公民館は市内公共施設のなかで唯一エレベーターがない施設となっておりバリアフリーを求められている時代でもある中、公民館を利用される各サークルや市民（特に高齢者、車椅子を利用されている方、資材の搬入者）の間では不満や不安を感じている方々も多く存在しています。
しかし、地域住民個人ではどうする事も出来ず今日に至っておりました。
その間、地区の区長さんや有志の皆様方が市に要望書を提出されましたが受け入れはされなかったとお聞きしております。
遅々として設備改善が進まない状況に高齢者をまとめる地域組織の方々は施設の不備による不測の事態を懸念するため高齢者の集い、各種の行事は中止し地元の簡易会場に移すことを検討するとしております。
佐倉市としても財政的に厳しい状況下にあることも存じておりますが、昨今のような高齢者が3万名を越えるなかで高齢者が家庭内に「ひきこもらず」地域社会に参加して心身ともに健康で生存できることが、強いては高齢者医療の削減に繋がると確信いたします。
私達公民館を利用させて頂く市民にとって「館」耐用年数と比較してエレベーターの設置が経費的に無駄と判断されるならば非常に残念なことだと思います。
多角的な面から御検討され市民にとってより利便性の高い施設として頂けるようお願い申し上げます。