議案第1号 平成十九年度佐倉市一般会計歳入歳出決算認定について
付託委員会:決算審査
審査日:平成20年9月25日
審査結果:認定(賛成多数)
議決日:平成20年9月30日
議決結果:認定(起立多数)
議案第1号「平成19年度佐倉市一般会計歳入歳出決算」は、
歳入決算額392億1996万8681円に対し、
歳出決算額は、379億4615万4403円で、
差引残額は、12億7381万4278円となりました。
このうち継続費逓次繰越額、繰越明許費繰越額、事故繰越し繰越額を除いた実質収支額は、10億9036万9278円となり、全額を平成20年度へ繰り越しました。
歳入決算の総額を平成18年度と比較いたしますと、1.7パーセントの増でありまして、金額では、6億5583万7680円の増となりましたが、財政調整基金から繰り入れた額を除いた、実質的な歳入は、383億1996万8681円であり、平成18年度に比べ、金額にして2億4416万2320円、0.6パーセントの減となっております。
歳入のうち、主なものについて申し上げますと、
市税収入は、250億3515万841円で、所得税から住民税への税源移譲、定率減税の廃止など税制改正により平成18年度と比較いたしますと、
5.7パーセントの増、金額にして13億5787万6440円の増となりました。
一方、地方譲与税は、税源移譲に伴う所得譲与税の廃止により、平成18年度と比較いたしますと、
62.7パーセント減の5億7770万4000円となりました。
地方特例交付金は、税制改正による定率減税の廃止に伴い、
平成18年度と比較いたしますと、79.6パーセントの減でありまして、金額では、6億4079万3000円の減となりました。
地方交付税は、平成18年度に続き普通交付税は不交付団体となりましたので、特別交付税のみの収入であり、平成18年度と比較いたしますと、2.7パーセントの減となりました。
国庫支出金は、平成18年度と比較いたしますと、6.1パーセント増の29億1389万5282円となりました。
県支出金は、平成18年度と比較いたしますと、28.7パーセント増の17億1475万8497円となりました。
市債は、井野長割遺跡保存整備事業等の実施に伴い、平成18年度と比較いたしますと、9.8パーセントの増となりました。
次に、歳出決算について申し上げます。
歳出決算の総額は、平成18年度と比較いたしますと、2.7パーセントの増となりました。
総務費は、財政調整基金への積立ての増、参議院議員・県議会議員・市長及び市議会議員選挙の実施などにより、平成18年度と比較いたしますと、5.5パーセントの増となりました。
民生費は、107億5819万9438円で、児童手当、生活保護及び障害者福祉関係の給付の増、老人保健及び介護保険特別会計への繰出しの増などにより、平成18年度と比較いたしますと、9.9パーセントの増となりました。
商工費は、中小企業資金融資基金への繰出し、市民花火大会の実施などにより、26.5パーセントの増となりました。
土木費は、仮称佐倉西部自然公園用地の購入、みどりのまちづくり基金の設置、市営大蛇住宅建設事業などが平成18年度に完了したことから、平成18年度と比較いたしますと、16.9パーセントの減となりました。
教育費は、井野長割遺跡保存整備事業の実施などにより、平成18年度と比較いたしますと、3.9パーセントの増となりました。
公債費は、臨時財政対策債償還金、減税補てん債償還金の増により、平成18年度に比較いたしますと、6.4パーセントの増となりました。
以上、平成19年度一般会計の決算についての説明を申し上げました。
実質的な歳入が減少する厳しい状況でありましたが、経常的経費の見直し等により収支の均衡を図りつつ、南志津学童保育所の新設等の学童保育所の拡充整備、市民花火大会の復活、井野長割遺跡の保存整備など、市民のみなさまにお約束したふるさと佐倉づくりを着実に進めることができたと考えております。