議案第1号 令和3年度佐倉市一般会計予算
付託委員会:予算審査
審査日:令和3年3月18日
審査結果:原案可決
(賛成多数)
議決日:令和3年3月22日
議決結果:原案可決
採決状況:賛成21人,反対6人
《歳入予算》
市税収入は、231億1,233万7,000円、前年度と比較すると、5.8パーセント、14億1,087万8,000円の減。これは、主に新型コロナウイルス感染症の影響により、企業収益の悪化や、個人所得の減少などにより、個人市民税、法人市民税、固定資産税が減額となったもの。
地方交付税など国や県からの各種交付金については、地方特例交付金の増加などにより、前年度と比較し、3億7,101万円の増を見込んでいる。
国庫支出金及び県支出金は、事業費の抑制や災害復旧関連の補助金等が減額となったことなどから、国庫支出金は14億2,266万9,000円、県支出金は、2億7,801万2,000円と、それぞれ前年度より減額となっている。
繰入金は、財政調整基金などからの繰り入れであるが、前年度比31.3パーセント、6億880万6,000円減の13億3,532万5,000円を計上した。
市債は、臨時財政対策債は増額としているが、災害復旧債、教育債などの減により、前年度比18.4パーセント、6億780万円減の26億8,780万円となっている。
《歳出予算》
歳出中で構成比の高いものとしては、民生費の46.2パーセント、次いで教育費の11.6パーセント、総務費の11.3パーセント、衛生費の8.6パーセントとなっている。
民生費は、218億8,756万7,000円で、前年度比0.6パーセント、1億4,050万4,000円の増。これは、国民健康保険特別会計への繰出金や後期高齢者医療費の増などによるもの。
教育費は、54億9,524万9,000円で、前年度比28.9パーセント、22億3,207万円の減。これは、(仮称)佐倉図書館等新町活性化複合施設整備事業や小学校トイレ改良工事を国庫補助金の関係で令和2年度補正予算に計上したことなどによるもの。
総務費は、53億5,793万3,000円で、前年度比4.0パーセント、2億2,581万4,000円の減。これは、志津コミュニティセンター施設整備事業の完了などによるもの。
衛生費は、41億216万7,000円で、前年度比0.3パーセント、1,261万9,000円の増。これは、新型コロナウイルス感染症対策としての健康危機対策事業の増などによるもの。
債務負担行為は、議会公用車の賃貸借など19件を設定しようとするもの。
地方債は、臨時財政対策債など11件の限度額等を定めようとするもの。
なお、財政資金の一時的な不足に対応するための一時借入金は、その最高額を20億円としている。