議案第1号 平成30年度佐倉市一般会計予算
付託委員会:予算審査
審査日:平成30年3月15日
審査結果:原案可決(賛成多数)
議決日:平成30年3月19日
議決結果:原案可決(起立多数)
市税収入は、238億5,693万2,000円を計上。前年度比0.6パーセント、金額にして1億4,575万2,000円の減。これは、個人市民税は微増となるものの、法人市民税が減の見込みとなったこと、また、固定資産税について評価替えの影響から減額を見込んだことなどによるもの。
地方交付税など国県からの各種交付金については、前年度比約15億7千万円の増を見込んでいる。普通交付税が錯誤措置分の減額から通常ベースに回復することを見込み13億1,000万円の増となることが主な要因。
国庫支出金は、街路事業などに係る社会資本整備総合交付金が減額したことなどにより、前年度比4.3パーセントの減、金額にして3億366万1,000円減の67億9,511万9,000円を見込んでいる。
県支出金は、私立の認定こども園の整備助成に係る補助金が増額したことなどにより、前年度比15.5パーセントの増、金額にして4億6,114万3,000円増の34億2,946万9,000円を見込んでいる。
財産収入は、公売を予定している志津公民館跡地の土地売払い収入を計上し、1億168万4,000円増の1億4,751万5,000円を見込んでいる。
寄附金は、ふるさとまちづくり応援寄附金の増加により、前年度比68.1パーセントの増、金額にして1,262万5,000円増の3,116万1,000円を見込んでいる。
繰入金は、財政調整基金などからの繰り入れだが、前年度比25.9パーセントの減、金額にして11億113万8,000円減の31億5,317万2,000円を計上。
市債は、防災施設整備事業債の増などにより、前年度比22.2パーセントの増、金額にして5億2,720万円増の29億50万円となった。
このうち地方交付税の振替である臨時財政対策債は1億円増の18億円を見込んでいる。
歳出中で構成比の高いものとしては、民生費の41.1パーセント、次いで総務費の13.1パーセント、教育費の12.7パーセントとなっている。
民生費は、197億8,573万6,000円で、前年度比5.3パーセントの増、金額にして9億9,265万7,000円の増。これは、障害者介護給付事業や保育所入所委託等事業などの扶助費や後期高齢者医療費の増加のほか、私立の認定こども園の整備に対する、民間保育園等施設整備助成事業の増加などによるもの。
総務費は、62億8,041万2,000円で、前年度比17.2パーセントの増、金額にして9億2,226万1,000円の増。これは、防災行政無線のデジタル化改修事業や公共施設包括管理事業などが増となったことによるもの。
教育費は、60億9,904万9,000円で、前年度比8.5パーセントの増、金額にして4億7,990万1,000円の増。これは、小中学校施設改築・改造事業の増や、新町地区の旧駿河屋の取得などの歴史的建造物保全整備事業が増となったことなどによるもの。
継続費は、防災行政無線(同報系)デジタル化改修事業など2件を設定しようとするもの。
債務負担行為は、文書管理システムの賃貸借など47件を設定しようとするもの。
地方債は、臨時財政対策債など12件の限度額等を定めようとするもの。
なお、財政資金の一時的な不足に対応するための一時借入金は、その最高額を20億円としている。