請願第3号 大幅増員と夜勤改善で安全、安心の医療・介護を求める請願
受理日:平成23年6月3日
付託委員会:文教福祉
付託日:平成23年6月20日
審査日:平成23年6月28日
審査結果:採択(全員賛成)
議決日:平成23年7月4日
議決結果:採択(起立全員)
冨塚忠雄
伊藤壽子
萩原陽子
高木大輔
上ノ山博夫
中村孝治
【請願趣旨】
長寿世界一を誇る日本の医療は、長年にわたる社会保障費抑制政策の下でも、医師、看護師などの懸命な努力で支えられてきました。
しかし、医療現場は、長時間・過密労働に加え、医療技術の進歩や医療安全への期待の高まりなどで、看護職員などの労働環境は厳しさを増し、離職者も多く深刻な人手不足になっています。医療現場の実態はかつてなく過酷になっており、全国各地で医師や看護師等の不足が深刻化しています。
看護師など夜勤交替制労働者の労働条件を抜本的に改善し、人手を大幅に増やして、安全・安心の医療・介護を実現することが大切になっています。医療・社会保障予算を先進国並みに増やし、国民が安心して暮らしていける制度が求められています。
以上の趣旨から、看護師等の大幅増員を実現し、安全でゆきとどいた医療・看護・介護の拡充を図るため、下記事項につき、地方自治法99条にもとづく国に対する意見書を提出していただけますよう請願致します。
【請願項目】
1、ILO看護職員条約に基づき、看護師などの夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間、勤務間隔を12時間以上とすること。
2、医療、社会保障の予算を先進国(OECD)並みに増やし、医師・看護師・介護職員等を大幅に増やすこと。
3、国民(患者・利用者)の負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。