請願第19号 「非核日本宣言」を求める意見書採択についての請願
受理日:平成20年6月2日
付託委員会:総務
付託日:平成20年6月16日
審査日:平成20年6月23日
審査結果:不採択(賛成少数)
議決日:平成20年6月30日
議決結果:不採択(起立少数)
兒玉正直
入江晶子
勝田治子
藤崎良次
萩原陽子
核兵器のない世界を実現するために、いま国内外で大きな努力が求められています。
二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、昨年四月から新たな準備が開始されました。
二〇〇五年五月、核保有五ヵ国政府は「自国の核兵器の完全廃絶」を「明確な約束」として受け入れ、世界は核兵器廃絶の希望を持って新たな世紀を迎えました。しかし、それ以後七年を経た今も、「約束」実行の道筋はついていません。いまなお世界には膨大な核兵器が維持・配備され、核使用を示唆する発言さえくりかえされています。新世代の核兵器開発がおこなわれる一方、北朝鮮の核実験にみられるように拡散の危険も現実のものとなっています。
こうした状況を打開するために、日本政府にはヒロシマ・ナガサキを体験した国として、核兵器の廃絶の努力を世界によびかけ、促進する強い義務があります。
また、その努力を実らせるためには、みずからも証として「核兵器をもたず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則を遵守し、世界に範を示さなければなりません。
私たちは、日本政府が、「核兵器廃絶の提唱・促進」と「非核三原則の厳守」をあらためて国連総会や日本の国会など内外で宣言し、非核日本宣言として各国政府に通知し、核兵器のない世界のための共同の努力をよびかけるよう求めるものです。
核兵器のない平和で公正な世界が一日も早く実現されるために、また、非核平和都市宣言の主旨にもとづき、「『非核日本宣言』を求める意見書」(参考文別紙)を採択されることを請願します。