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議案名

請願第20号 水道料金値上げ、及び生活保護世帯への上下水道基本料金免除制度廃止の中止を求める請願

受理日

受理日:令和3年8月16日

付託委員会


付託委員会:建設
付託日:令和3年8月30日
審査日:令和3年9月9日
審査結果:不採択(賛成少数)

本会議議決結果

議決日:令和3年9月21日
議決結果:不採択
採決状況:賛成7人、反対20人

紹介議員

木崎俊行
萩原陽子
川口絵未
五十嵐智美
松島梢

内容

[請願趣旨]
 令和3年度佐倉市議会8月定例会において、来年度4月からの水道料金の値上げ、及び生活保護世帯への上下水道基本料金免除制度廃止の中止を求めます。

[請願理由]
 令和3年度佐倉市議会8月定例会で、水道料金の値上げ、及び生活保護世帯への上下水道基本料金免除制度を廃止しようとする議案が上程されます。しかしながら千葉県下全域に、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発出され、市民生活や市内事業活動、地域医療を支える医療機関等、著しい経済的な損失を被っている最中であることが明白です。
 このような状況の下で提案される水道料金の値上げは、2〜3人家族で年間少なくとも3,000円以上と見込まれますが、水道管口径の大きい飲食店など中小事業者は数万円になります。
 佐倉市上下水道部が7月に行った「水道料金改定についての市民説明会」では、値上げの適用時期について「新型インフルエンザ等対策特別措置法による新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態の宣言など、生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある事態が発生した場合、水道料金の改定時期については、社会情勢の状況などを踏まえて配慮することとします」と説明があり、この説明会以降に千葉県下に緊急事態宣言が発出されました。
 新型コロナウイルス感染症の感染者数は佐倉市でも増加し、生活や経済に甚大な影響を及ぼす「恐れ」がある事態であることは明白です。改定時期について配慮するとした「社会情勢の状況」はまったく不透明であり「配慮する」ための土台となる数値も示されていません。
 また、生活保護世帯への上下水道基本料金免除制度は、佐倉市の水道事業始まって以来の人道的な制度です。これを先行きの見えないコロナ禍に廃止することは、貧困を助長するもので、人道に反します。
 このような社会情勢の下で水道料金の値上げは中止し、コロナ禍が終息し、地域経済の好循環に目処がたってから、再度、水道料金のあり方について検討することを求めます。

以上

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