発議案第10号 LGBT理解増進法の廃案を求める意見書
三井義文
宇田みおこ
橋とみお
議決日:令和5年7月3日
議決結果:否決
採決状況:賛成6人、反対21人
今般、参議院本会議で可決、成立した「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性の理解の増進に関する法律」は、G7に間に合わせることを目的に拙速な議論が与党でなされたに過ぎないものであり、この課題が抱える多くの論点について慎重な検討が欠けており、このまま具体的な道筋を持たずに法制化が進められたため、現場は混乱し、法律の趣旨から逸脱した過剰な主張や要求が広まって社会の混乱を引き起こす可能性が懸念される。
現在、世界的には差別禁止との規範が女性の立場を傷つけるなどとして、様々な問題や混乱が生じており、米国などでは見直しへと方向が転換する動きもみられることから、大きな価値観の転換につながる理念法を作るならば、慎重に時間をかけて練り上げるべきである。
よって、国におかれては、国民に対する十分な説明を求めるとともに、国民的な合意を得る必要があることから、今国会で採択されたLGBT理解増進法について廃案するよう、強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和5年7月3日
佐 倉 市 議 会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣 宛
法務大臣
内閣官房長官