発議案第6号 保育士不足の解消へ向けて大幅な処遇改善を求める意見書
木崎俊行
伊藤壽子
萩原陽子
冨塚忠雄
藤崎良次
議決日:平成28年6月27日
議決結果:否決(起立少数)
待機児童の解消は、保育施設の不足だけではなく、施設があいていても保育士が足りないため、子どもを受け入れることができないという保育士不足も大きな原因になっている。
この原因は、保育士の賃金の低さや労働条件の厳しさにある。賃金では、全産業に比べ月額で10万円程度低いことが国会でも明らかにされ、また、今の職員配置基準では保育士が十分な休暇や休憩を取れず、疲労が回復できない状況となっている。
このような状況のため、働き続けることができず、多くの保育士がやめていく事態が進行している。資格を有する保育士は、現職の保育士の2倍程度存在するとされているが、賃金を全産業の平均にすることや実態に見合う職員配置基準を実現することなしには、保育士不足は解決しない。
よって、本市議会は国に対し、保育士不足の解消へ向けて大幅な処遇改善を強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年6月27日
佐 倉 市 議 会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 宛
厚生労働大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策)