発議案第2号 佐倉市内の保育園・幼稚園・小中学校の校庭の土壌における放射能測定を求める意見書
伊藤壽子
萩原陽子
上ノ山博夫
冨塚忠雄
高木大輔
大野博美
五十嵐智美
村田穣史
川名部実
議決日:平成23年5月17日
議決結果:原案可決(起立全員)
佐倉市内の保育園・幼稚園・小中学校の校庭の土壌における放射能測定を求める意見書
市原市で四月二十一日に採取した牧草から、ヨウ素230ベクレル、セシウム1110ベクレルという許容値を超える高濃度の放射性物質が検出された。福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能汚染が、千葉県内にも到達していることが確認され、佐倉市ではどうなっているのか、市民の間に不安が広がっている。
放射性物質は土壌に降り積もるので、地表に近いほど濃度が高くなり、子どもへの影響は大人よりも格段に大きい。また、子どもの時に受けた放射能の影響による致死的ながんのリスクは大人の二から三倍といわれている。
小さな子どもたちは泥遊びが大好きである。また、これから運動会の練習を始める学校も多く、子どもたちが校庭で転んだり、土埃にまみれることが通常よりも多くなる。
以上のことから、子どもたちが安心して外遊びや運動ができるよう、佐倉市内の保育園・幼稚園・小中学校の園・校庭の土壌における放射能調査を早急に実施することを強く求めるものである。
平成二十三年五月十七日
佐 倉 市 議 会
佐倉市長
佐倉市教育長 宛