陳情第52号 年金の引き下げをやめ、低・無年金者への緊急救済措置、制度の改善を求める陳情書
受理日:平成23年2月14日
付託委員会:総務
付託日:平成23年2月28日
審査日:平成23年3月7日
審査結果:採択(可否同数)
議決日:平成23年3月14日
議決結果:不採択(起立少数)
【陳情趣旨】
厚生労働省は、消費者物価指数の下落を理由に、高齢者の生活実態を無視して0.4%の年金引き下げを発表しました。
しかし、値下がりしたのは高校授業料の無料化、薄型テレビ・高級電化商品・自動車などで、高齢者にとって欠かせない生活必需品・生鮮食料品などは値上がりしており、暮らしを圧迫し続けています。
高齢者の生活実態は、冷暖房費の捻出も厳しいうえ保険料負担なども考えると、国民年金の最高支給額である月6万6千円ではとても暮らしていけません。さらに、低年金・無年金生活者の存在は一刻も放置できません。
こうした現実をみたとき、年金は引き下げるのではなく、逆に基礎年金の国庫負担分3万3千円は高齢者が受け取るべき権利として、保険料納付の有無に関わりなく支給されるべきものと考えます。
以上の趣旨により、下記事項について政府及び関係機関に意見提出して頂きたく陳情します。
【陳情事項】
1.年金支給額の引き下げはしないこと。
2.無年金・低年金者への緊急救済措置として、基礎年金の国庫負担分3万3千円を支給すること。
3.年金受給資格期間を25年から10年に短縮すること。
4.大企業・高額所得者に応分の負担を求め、消費税によらない最低保障年金制度を一日も早くつくること。