陳情第30号 志津霊園問題特別査察委員会立ち上げの陳情
受理日:平成21年8月24日
付託委員会:建設
付託日:平成21年9月7日
審査日:平成21年9月17日
審査結果:不採択(賛成少数)
議決日:平成21年9月30日
議決結果:不採択(起立少数)
<陳情要旨> 議会の中に志津霊園問題特別査察委員会を設けることを陳情する
<陳情理由> 志津霊園問題は20数年前に、都市道路「勝田台―長熊線」を建設するために線上に位置する本昌寺との移転交渉中、佐倉市と本昌寺及び檀家で「志津霊園移転協力会」を設立したが、そこへ支払われた補償金約15億円が使途不明のまま逸散したという重大過失が発生し今日に至っている。
菊間元、渡貫前両市長時代には、道路開通はもとよりできず、また本昌寺との交渉もままならぬまま現在に至り事態は解明されていない。蕨市長の交渉でどうやら事態は打開され道路開通の見通しが見えてきたのは慶賀すべきことである。
しかし、この間、佐倉市政に大きな汚点を残したこの不祥事の問題点や犯人像が根源から解明されたかというと、本昌寺側においても十分な反省はなく、市役所組織においても十分な対策がとられていないという懸念がないわけではない。従って今後の進展には特に注意深い交渉が望まれる。
当時の佐倉市議会は事件当初からの解明には大きな責任があるが、行政執行を監視する体制がこれで十分というほどではなかった。今回はその役割を担って十分に慎重に執行を見届けることを陳情する。そのために議会として全力をあげるべきだと考えて「志津霊園問題特別査察委員会」を立ち上げその役割を付託することを陳情したい。
志津霊園問題特別査察委員会の大まかな作業は
● 道路用地保有者との契約の確認
● 道路建設進行および代替地造成の監視
● 移転業務と道路建設の進行の監視
● 市側からの支払いの授受の確認
● 以上の他に勝田台―長熊道路開通にともなう諸問題の解決の監視
以上のような役割を期待する。
市民に代わって議員が監視する体制を強化する志津霊園問題特別査察委員会の立ち上げを陳情する。