陳情第15号 市街化調整区域の宅地開発に関する規制緩和の廃止を求める陳情
受理日:平成20年2月12日
付託委員会:建設
付託日:平成20年2月25日
審査日:平成20年3月12日
審査結果:採択(賛成多数)
議決日:平成20年3月14日
議決結果:採択(起立多数)
(要旨)
1.佐倉市開発行為等の規制に関する条例第5条に規定されている宅地開発許可基準(区域指定制度)を廃止する条例改正をして下さい。
2.改正された条例が施行される前に許可された事業についても、市が事業者に対し、周辺道路の安全確保はじめ住環境が悪化することのないように適切に指導して下さい。
(理由)
平成15年の同条例の改正によって、市内各所に小規模の宅地開発が行われ、私たちをはじめ周辺の住民は住環境の悪化に悩まされて来ました。
臼井中学校周辺など間野台における市街化調整地区において3ヘクタール程度の小規模宅地開発が5カ所も計画され、江原新田に及ぶ山林や農地も開発されつつあり、40戸連たんの規定を逆手に小規模開発を次々と連ねた造成などの開発により、自然環境の悪化、交通混雑等住環境の悪化、更に工事車両の10トンダンプの1日50台もの進入計画や、工事の振動・騒音そのた付近住民の迷惑・被害は甚大なものです。
周辺住民の意向を確かめることもなく、開発業者の意図にまかされるなど不備が多く、また、開発に伴う山砂の埋め立てについても、住民の意向を反映する保障がありません。なお条例施行の猶予期間によって、開発業者の「駆け込み申請」も懸念され、また現に進行中の事業の続行により、周辺住民の迷惑・被害も続行しますので、早急に条例を廃止のうえ、現に進行中の事業に対し、周辺住民の受ける迷惑を解消するよう適切な指導をお願いします。