陳情第14号 「小学校就学前まで医療費を無料にする」制度の創設を国に要請する意見書採択を求める陳情
受理日:平成20年2月12日
付託委員会:文教福祉
付託日:平成20年2月25日
審査日:平成20年3月10日
審査結果:不採択(可否同数)
議決日:平成20年3月14日
議決結果:不採択(起立少数)
いま、若い親たちは子どもの笑顔に励まされながら、仕事と子育てを両腕に抱えて懸命に家庭を育んでいます。
子育ての大きな不安の一つに子どもの病気があります。子どもは病気にかかりやすく、抵抗力が弱いため重症化することも多く、病気の早期発見・早期治療を支える環境が非常に大切です。その一つとして、子どもの医療費の心配をなくすことは大きな子育て支援になります。子どもの医療費無料制度は、すでに全都道府県、全市区町村で実施され、親たちへの大きな励ましとなっています。
しかし、市町村の独自制度として行われているために、財政困難などを理由として制度内容には大きな格差があります。例えば、助成対象年齢は1歳児までのところもあれば、高校卒業までを対象としているところもあります。どこに産まれ住んでも子どもは等しく大切に育てられなければなりません。そのためには国として制度を創設し、市町村を支援していくことが求められています。
参議院本会議では2001年6月、すべての政党・会派一致で「少子化対策推進に関する決議」を採択しました。その中で、政府に対し「乳幼児医療費の国庫助成」等を「重点的に取り組むべきである」と求めました。また、この数年間に国の制度創設を求める意見書が4割を超える都道府県議会・市区町村議会で採択され、国に提出されています。
参議院本会議の「決議」を実らせ、安心して子どもを産み育てることのできる佐倉市にするために、小学校就学前の子どもを対象とした国の医療費無料制度を早期に創設するよう求めます。
【陳情事項】
1、「小学校就学前まで医療費を無料にする」制度の創設を国に要請する意見書を採択して下さい。