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詳細情報

議案名

陳情第46号 安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情

受理日

受理日:平成19年2月6日

付託委員会


付託委員会:文教福祉
審査日:平成19年3月6日
審査結果:不採択(賛成少数)

本会議議決結果

議決日:平成19年3月9日
議決結果:不採択(起立少数)

内容

2007年2月6日
佐倉市議会

議 長 壇谷 正 彦 様


安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書


【陳情趣旨】

 医療事故をなくし、安全・安心でゆきとどいた医療と看護を実現するためには、医療従事者がゆとりと誇りをもって働き続けられる職場環境は不可欠です。
 しかし、今日の医療職場は、かつてない医師・看護師不足により過酷な勤務実態となっています。千葉県においても県立や国保病院で勤務医の退職、それに伴う病棟閉鎖が起きています。この現状は、産科・小児科で特徴的に現れ、安心してお産と受診ができず、少子化対策に悪影響を与えています。
 また、看護師に至っては、安全・安心の看護を保障する看護職員の配置基準の引き上げにより、全国的な看護師「獲得戦」が起きています。
 看護師は、3交代や2交代で夜間勤務を行ないながら家庭と患者さんを守っています。その看護職員の8割以上が「ミス」や「ヒヤリ」を経験し、医療事故の不安をかかえながら勤務しており、常に「仕事をやめたい」と思いながら勤務しています。千葉県による調査結果でも「離職率」は全国より極めて悪い17.0%(全国平均11.6%:平成16年度)であり、その結果が「新人研修」を不十分にし、離職の原因に拍車をかけています。
 この背景には、先進諸外国と比べても極端に少ない人員で高度な医療と看護を担い、その保障が極めて悪いことにあります。医療法や診療報酬などで決められている人員配置基準を抜本的に改善し、医師や看護師を増やすことは、生命と安全を守り、ゆきとどいた医療と看護を実現する最大の保障です。その早急な実現が求められています。
 つきましては、貴議会におかれまして、下記事項につき、地方自治法第99条にもとづく国に対する意見書を決議していただきますよう陳情するものです。

【陳情事項】

1.国は、医師の緊急配置および医師派遣のシステムを構築すること。

2.医師の養成数を抜本的に増やすとともに、医師と看護師の配置基準を引き上げ、地域への定着のための施策を進めること。
以 上

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