陳情第27号 志津霊園問題の早期解決に関する陳情
受理日:平成17年11月16日
付託委員会:建設
付託日:平成17年12月8日
審査日:平成17年12月15日
審査結果:不採択(賛成なし)
議決日:平成17年12月19日
議決結果:不採択(起立なし)
平成17年11月15日
陳 情 書
佐倉市議会議長 押尾豊幸 様
みんなで佐倉市をよくする会
代表 佐々木 裕
日々に佐倉市のためにご精励いただき感謝しています。
さて、9月議会の一般質問応答を傍聴しましたが、志津霊園問題の解決に向けて精鋭努力中であるご様子が拝聴されました。しかし解決までさらに6年から7年かかるとのことです。
このことに関して一市民として深く憂慮するものです。志津霊園交渉の相手側としての本昌寺は、この道路用地を人質とし、墓地の代替移転になかなか承知せず現在にいたっています。とは言っても、この先6〜7年もこの状態で良いのでしょうか。この時期は渡貫市長および全議員の任期を越えています。さらに佐倉市霊園対策室要員も退職や職場移転をしている可能性があります。すると、その時に到って万一道路開通ができない場合に、誰がどのように責任をとるのでしょうか。
この間題のポイントは、道路用地がすでに人質にされた状態で交渉が進められていることにあります。本昌寺が無理をいえばいうほど得をするという構図が見えています。とすると今後の交渉の過程でどんな無理難題が持ち上がるか分かりません。
もともと本昌寺中村住職は「志津霊園墓地移転対策協力会」の中心人物であり、自宗檀家代表、副代表などと昵懇の間柄であるはずです。また宗教という、人の道を正しく教え説かねばならぬ立場にあります。それにも関わらず最初に約束した墓地移転の時期や移転実務の約束を反故にしました。移転用費用を浪費させた責任もとらねばならない要注意人物であります。法律上はその罪が檀家にあったとしても、道義的には本昌寺住職に大きな責任があるはずです。このような人物を再び交渉の相手として信頼して良いものでしょうか。
墓地代替地には現在の墓地の6倍もの面積を要求し、しかも盛土や景観などの土木工事を要求しています。謙虚な宗教者とはとても思えません。罪を被った檀家代表は、本昌寺のために高価な(不当な)絵画などを購入していたという事実も見逃すわけにはいきません。
交渉は道路を質入れした状態で行うべきではありません。道路はいくら高くても良いというのではなく、経済効率や周囲の環境条件を含めて考察し、一定のコスト内で一定の時期内に完成すべく計画すべきです。現在、国も市も財政は悪化しています。のんびりと冗費を使用できる状況にはないはずです。志津霊園に通す道路にどれだけの必要性があるのでしょうか。すでに15億円を費やし、10数年掛かって開通しない。そこに20億円という巨額税金を投入し、開通見込みは6〜7年先になりしかも当てにならないとしたら、その事業を誰が責任保証し進めるべきでしょうか。精査する必要があります。そのため以下のように提案します。
(1)道路開通の時期は渡貫市長の在任中でなければならない。
(2)道路を通すことに対して、道路開通ができるまで志津霊園問題には一切の予算を
投じない。
(3)上の条件に対して本昌寺が従わないときは道路開通を凍結または中止し、佐倉市
の損害を最少にするべく措置をとる。
以上、現今の財政上をお考えあわせの上、再度、志津霊園については検討を行ない、上の提案のように勇断していただくことをご提案申し上げます。
以上