陳情第9号 「佐倉市立幼稚園設置条例及び佐倉市立幼稚園園児保育料徴収条例の廃止」に関する陳情
受理日：令和6年8月9日
付託委員会：文教福祉（不採択・賛成少数）
付託日：令和6年8月26日
審査日：令和6年9月10日
議決日：令和6年9月25日
議決結果：不採択
【陳情趣旨】
令和６年度７月３１日、教育委員会会議にて可決された、「佐倉市立幼稚園設置条例及び佐倉市立幼稚園園児保育料徴収条例の廃止について」撤回をし、令和７年度入園園児募集をし、幼稚園運営を継続することをお願いいたします。
【陳情理由】
私たちは、佐倉市立佐倉幼稚園へ令和７年度（希望園児３名）、令和８年度（希望園児５名）、令和９年度以降（希望園児３名）の入園希望園児をもつ、保護者です。
この度、７月の教育委員会会議臨時会にて、「佐倉市立幼稚園設置条例及び佐倉市立幼稚園園児保育料徴収条例の廃止について」が可決したことについて、私たち保護者は、大きな信頼を寄せる佐倉幼稚園へ安心して自分たちの子どもを通わせることができなくなるかもしれないことに、大きなショックを受けております。
『佐倉市立佐倉幼稚園のあり方に関する市民アンケート』等を用い、市民の声を聴いたとしていますが、私たち入園希望者、子育て層の声は全く反映されていません。学齢４歳の子どもがいる全世帯への『お子さまの教育・保育施設等の利用状況について』のアンケートでは令和７年度入園希望者が何名か把握するのみで、佐倉幼稚園について、希望や改善点等意見を求める問いは全く無く、子育て世帯の意見を聞いていただく余地がありませんでした。また、佐倉幼稚園は２年制保育ですが、私立幼稚園は３年制保育を実施しているため、次年度入園希望園児（学齢４歳児）のみでなく、学齢３歳児への入園希望調査も必要だと思います。現段階で令和７年度以降の入園希望園児は１１名おりますが、佐倉市教育委員会に把握していただいておりません。陳情書に名前を連ねた入園希望の保護者は、保護者のネットワークで確認できた一部の人数であり、全てではありません。佐倉幼稚園に通いたい希望をもつ親子は市内にはもちろん、また市外から公立幼稚園のある市町村に転入して通いたいと思う親子もいます。
今後の公立幼稚園のあり方に関して、佐倉幼稚園の３年制保育希望等、子育て層の意見反映がなされてないこと、今後の入園希望者の把握に不備があることに大きな疑問をもっています。佐倉市の将来を見据えて、市民、特に子育て層の声を聴きながら佐倉幼稚園のあり方を丁寧に話し合いし、時間をかけて協議していただきたく、お願い申し上げます。